2002年度バラエティープランナー大賞②


自由部門番組企画書



      タイトル
ハイテクオーディション
~CGから現実へ~(仮題)




<企画意図>

テレビ有史以来、日々至る所でアイドルやモデルのオーディションが催されていますが、大半が本人と面接した後、誰が良いのかを決めるといった方法です。
これは応募者の顔を見た後、デビューさせるか否かを判断する流れであります。
しかしこれは応募者ありきで、主催者が少々受身的になっているやり方ではないでしょうか?

そこで、今までとは異なる画期的なオーディション番組を提案しました。

それは、最初にコンピューターグラフィックス(CG)で容姿を決めといて、後からその容姿に似つかわしいタレントを発掘する!!といった方法です。

現在はコンピューター産業が見事に発達しているおかげで、生身の人間に近いCGを合成したり、創り出すことができます。
そのハイテクを利用して、アイドルやモデルの理想像を先に創り出し、その容姿に近い人物を一般から探し出すのです!

超理想的なタレントが誕生する過程は目が離せないこと間違いないと思います。



<番組概要>

 ・放送時間    ゴールデンレギュラー30分枠
          スタジオ+VTR構成

 ・視聴対象      全般

 ・番組種別    視聴者参加型オーディション番組

 ・出演者案    MC案:品川庄司
          ゲストタレント数名
          タレント事務所社員数名



<企画内容>

この番組の大まかな設定は・・・

①自分の理想とする容姿のアイドルやモデルのCGを募集してコンテストを催す。

②上位にランクしたCGの容姿に似た女性を一般募集したり、街で探したりして数人を発掘し、オーディションを開催。
そこで選ばれた娘がタレントデビュー!

というものです。

①においては、「こんな娘がいたらいいなあ」という自分の理想とするタレントのCGを広く募集(プロ、アマ問わず)します。
CGは写真の合成、ゼロから創りあげたモノどちらでもかまいません(ただし、絵ではなく写真に近いもの)。
ノミネートされたCG十数名でコンテストを催します。
CG製作者はステージ上でCGの特徴や製作過程で苦労したこと等を軽くコメントします。
上位3名が選ばれます。
上位の選出方法は審査員(主に芸能人数名、タレント事務所社員数名)による審査と視聴者からのメール投票からです。

②において、CGに近い容姿の娘を自薦他薦問わず一般募集します。 その中から選ばれた十数人はタレント事務所の社員数名と面接し、その模様がVTRで流されます。
その後、コンテスト開催でスタジオに本人達が登場します。
厳選なる審査を経て、①で上位にランクしたCG1につき1人の計3人がタレントデビューできるのです!!

以上のように番組は進行します。

最近は技術が進歩して、歴史上の偉大な人物の声も再現できるようになったと聞きます。
最初に理想の声を決めといて、その声を持った声優や役者を発掘するのも良いと思います。



《今思ふこと……》

 CG製作は容易じゃないから、応募者が限られてしまう…いっそのこと、
アイドルとパソコンに精通した人が認めるアイドルを誕生させよう!
というコンセプトの番組を制作してはいかがなものか?・・・
目が肥えたいわゆるアイドルオタク人の理想像は、最高の美になるはず?!
彼らが製作したCGを元にアイドルを発掘だ!!

となれば、時間帯は深夜特番ですな?

 番組にならなくとも、1つのオーディション方法として実行してみるのも面白いと思います。